ウェルスナビでNISAを利用できないのはご存知ですか?
また、ウェルスナビとNISAはどちらも「長期・積立・分散」で投資を行うため、
どちらが良いのか気になるのではないでしょうか。
NISAの種類は、「NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」とありますが、ウェルスナビはよく「つみたてNISA」と比較されています。
どちらが優れたサービスとは言えず、別サービスなので「つみたてNISA」が向いている人、「ウェルスナビ」が向いている人と、それぞれ違ってきます。
結論として、あなたが投資初心者ならウェルスナビを運用することをおすすめします。
ウェルスナビでNISAは利用できない
ウェルスナビでNISA口座を利用、併用することはできません。
ウェルスナビとNISAはどっちがおすすめ?
ウェルスナビがおすすめな人
・年間投資額が40万円以上
・投資にかかる時間を減らして資産運用したい
・預金感覚で資産運用したい
・投資の知識がない(投資初心者)
・長期投資で資産運用したい(20年以上)
・海外ETFに投資したい

つみたてNISAがおすすめな人
・年間投資額が40万円以下
・投資にかける時間がある
・分配金、譲渡益による税負担をゼロにしたい
・金融商品の選定、資産配分を自分で行いたい
ウェルスナビとつみたてNISAを比較
投資可能な期間
ウェルスナビは投資可能期間は無制限のため、自分の判断で決めることができます。
運用成績を上げるには長期投資推奨です。
つみたてNISAの運用期間は2018年から2037年までの最大20年間です。
2037年に購入した金融商品は2056年まで非課税で保有できます。
(保有なのであって、つみたてNISAでの積立は2037年まで)
最低投資金額
ウェルスナビは最低投資金額が10万円以上になってから運用が開始されます。
運用開始後、10万円以下でも運用することが可能ですが、出金の際は出金額に応じてETFの価格にて売却を行うため、パフォーマンスが悪化する場合もあります。
最低投資金額は10万円ですが、運用額に上限の設定は設けていません。
つみたてNISAは100円からの積立投資が可能です。
積立額
ウェルスナビで積立するかどうかは自分で決めることができます。
積立投資を利用する場合、月々1万円から積み立てることが可能です。
つみたてNISAは年間40万円までしか積立投資できません。
「40万円 ÷ 12ヶ月 = 1ヶ月あたり3万3,333円」です。
非課税投資枠は20年間で最大800万円となります。
投資対象
ウェルスナビはクラスごとに最良のETFを選定
ウェルスナビの投資対象は、クラスごとに最良のETF7種を選定しています。
基準は以下の通り。
・資産規模が大きい
・流動性が高い(取引額が多い)
・コストが低い
・外国投資信託の届出がされている
ウェルスナビが取り扱う銘柄はETFの市場が発達している米国でも特に大きな資産規模を誇っています。
また、運用実績は最も短い銘柄で10年程度であり、長期投資対象としても安心感がありますね。
つみたてNISAの金融商品は、金融庁が認めた約150本の投資信託とETFが対象です。
例として、公募株式投資信託の場合、下記の条件をすべて満たした商品に限定されます。
・信託報酬は一定水準以下に限定(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)
・顧客に対して過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
・信託契約期間が無期限、または20年以上である
・分配頻度が毎月ではないこと
・ヘッジ目的の場合を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと
投資方針
ウェルスナビの投資方針は、6つの質問に答えるだけで自分に合ったポートフォリオを自動で構築してくれます。
また、リバランスや確定申告をあなたが行う必要もないため、ほったらかし投資が可能です。
ウェルスナビでは投資の知識、経験がなくても誰でも簡単に資産運用することができるようになります。
つみたてNISAは、金融商品の選び方や配分まで自分で行う必要があります。
「株式型」または「バランス型」の2択から選び、バランス型では配分比率なども決められています。
ですが、リバランスの頻度なども自分で決める必要があるため、投資初心者には難しく感じるかもしれません。
手数料
ウェルスナビの手数料は年率1%(税別)です。
手数料1%は高いと感じるかもしれませんが、リバランスや確定申告も自動で行ってくれるため、初心者の場合はウェルスナビで運用した方がコストを抑えて運用できるでしょう。
つみたてNISAの手数料は信託報酬(1.5%以下)とETFの販売手数料が発生します。
自分で金融商品の運用を行うため、金融商品によって手数料が異なります。
商品によって販売手数料が高いものもあるため、購入する際には注意が必要です。
税金
ウェルスナビでは、通常の投資と同じように税金がかかります。
ですが、税負担を軽減するDeTAX機能があるため、自分で投資をするよりもコストを抑えて運用することができます。
つみたてNISAは、「各年に購入した投資信託を保有している間に得た分配金」「値上がり後に売却して得た利益(譲渡益)」が購入した年から数えて20年間、非課税となります。
(非課税で保有できる投資総額は最大800万円)
ですが、つみたてNISAは損益通算(一定期間内の利益と損失を相殺)できないため注意が必要です。
例えば、A口座で100万円の利益、NISA口座で50万円の損失が出たとして、損益通算できる場合は、
100万円 – 50万円 = 50万円に対して約20.315%の税金となります。
つみたてNISAは損益通算できないため、A口座で100万円利益を出したら、100万円に対して約20.315%の税金となります。
ウェルスナビとNISAの比較まとめ
ウェルスナビ | つみたてNISA | |
投資可能期間 | 上限なし | 最大20年間 |
最低投資金額 | 10万円 | 100円 |
積立額 | 上限なし | 年間40万円まで |
投資対象 | ウェルスナビが選ぶ 最良のETF | 金融庁の基準を満たした 投資信託やETF |
投資方針 | 質問に答えるだけで 自動で構築 | 自分で選定する |
手数料 | 年率1%(税別) | 自分で調整する |
税金 | 税金がかかる | 非課税 (最大800万円まで) |
ウェルスナビのメリットは投資初心者でもプロ同様の資産運用できることでしょう。
また、つみたてNISAのメリットは知識が必要になりますが、非課税になることが最大のメリットです。
そのため、投資初心者ならウェルスナビから運用していくことをおすすめします。
Source:金融庁公式「つみたてNISA」
最後に
つみたてNISA以外にも、ウェルスナビとiDeCo、投資信託とも比較しています。
ウェルスナビは全員におすすめできる万能なものではないため、参考にしてみてください。

