ウェルスナビと楽ラップの違いについてお調べですか?
ウェルスナビが1番って良く聞くけど、楽ラップの運用実績や手数料も気になりますよね。
ウェルスナビと楽ラップ、どちらも利益を出して好調で甲乙つけがたいですが、
独自機能の違いを見ると、長期的にはウェルスナビの方が利益を出しやすい傾向にあります。
今回、ウェルスナビと楽ラップの運用実績や手数料の比較、独自の機能の違いについて紹介していきます。
ウェルスナビと楽ラップの運用実績を比較
ウェルスナビの運用実績は平均して24.5%です。
楽ラップの運用実績はこちらの記事で紹介しています。
平均して21.67%の利益です。

どちらも20%以上の利益を出しているため、甲乙つけがたいですね。
資産運用は長期で利益を出していくため、2年ほどの利益では正直判断できません。
ですが、2018年時点で利益を出しているということは暴落があった際にも耐えられるということなので、
ウェルスナビと楽ラップ、どちらも安心して資産を任せられます。
もちろん、銀行と同じようにペイオフがあるため、倒産してもあなたの資産は1,000万円まで補償されます。

ウェルスナビと楽ラップの手数料を比較
ウェルスナビや他のロボアドバイザーは、楽ラップでいう「固定報酬型」の手数料です。
楽ラップには「固定報酬型」と「成功報酬併用型」の2種類の手数料がありますが、
楽ラップの固定報酬型の手数料と、ウェルスナビの手数料を比較していきます。
固定報酬型と成功報酬併用型の違いはこちらの記事で紹介しています。

ウェルスナビの手数料は預かり資産の1%(年間)、
楽ラップの手数料は預かり資産の0.99%(年間)です。
手数料を比較すると楽ラップの方が安いですね。
ですが、ウェルスナビには長期割サービスがあります。
長期割とは、50万円以上預かり資産がある場合、最大手数料が0.9%(年間)まで軽減されます。
そのため、ウェルスナビの手数料が0.9%、楽ラップの手数料が0.99%となり、
長期運用するほどウェルスナビの手数料のほうが安くなります。
手数料、運用実績ともにウェルスナビの方が高成績ですが、
ウェルスナビが1番といわれる所以は手数料でも、運用実績でもなく、独自の機能にあります。

ウェルスナビの独自機能「DeTAX(デタックス)」
DeTAXを簡単に説明すると、資産運用で税金が発生したら含み損になっている銘柄を一度売却し、すぐに買い戻すことで、損を確定させて利益と相殺し、税金を減らすことができます。
デタックスの設定は必要なく、特定口座を選べば自動的に税金の負担を減らせるため、安心です。
ウェルスナビは手数料が1%と、楽ラップと同程度ですが、DeTAX効果で0.4~0.6%負担減されるため、運用手数料をかなり抑えられますね。
楽ラップの独自機能「TVT」
TVT(下落ショック軽減機能)とは、不安定な相場環境下で値動きのブレを軽減したい人のための機能です。
楽ラップはTVT機能なしの運用コース5種類、TVT機能ありの運用コース4種類から選択して運用します。
こちらの記事で運用コースごとの運用実績を解説しています。
TVTのメリットは、損失を緩和する効果が期待できることですが、
逆にいえば、TVTが発動したあとに株式市場が上昇したときには、その上昇分の利益を取りこぼす可能性があります。
そのため、個人的にはTVT機能なしを選択しても問題ないと思います。
ウェルスナビと楽ラップの投資先商品を比較
ウェルスナビは7つの海外ETFで構成され、資産は米ドル建てで行われています。
ウェルスナビは「金(コモディテイ)」への投資もされており、株式が下落したときに「金」が上昇しやすい性質を持っているため、相場が暴落した際のリスクヘッジとして採用されています。
参考:WealthNavi(ウェルスナビ)のETF選定方法|ウェルスナビ
楽ラップは国内株式、外国株式を中心に構成され、資産は円建てで行われています。
楽ラップでは、日本円の商品を持っていることがリスクヘッジとなっています。
楽ラップを選択するデメリットとして「信託財産留保額」が発生します。
信託財産留保額とは、投資信託を解約する際にあなたが支払う費用。
「基準価額に対して○%」といった形で資産から差し引かれ、一般的には0.3%ほどです。
解約するときのみなので、あまり気にする必要はありませんが、楽ラップのデメリットということに変わりはありません。
ウェルスナビと楽ラップの比較まとめ
ウェルスナビは預かり資産額50万円以上だと、手数料が最大0.9%まで軽減されます。
また、DeTAX機能により最大年間0.6%までコストを抑えられるため、0.3%のコストで運用できる計算になります。
楽ラップはTVT機能によりリスクを抑えて運用できますが、運用コスト自体は下がりません。
また、解約時には「信託財産留保額」のコストが発生してしまいます。
そのため、手数料などのコストを抑えていくならウェルスナビで運用していくことをおすすめします。