アフィリエイト収入の確定申告のやり方は以下4通りの方法があります。
- ・税務署で確定申告書をもらって手書き
- ・確定申告書等作成コーナーで入力
- ・クラウド会計ソフトfreeeで入力(無料)
- ・税理士紹介エージェントで無料紹介してもらう
今回は、自分でできる確定申告書等作成コーナーで入力する方法を徹底解説していきます。
時間がない人は税理士紹介エージェントで依頼することも検討してみてください。
2019年の確定申告の時期は?
2019年の確定申告期間は、2019年2月18日(月)〜3月15日(金)です。
上記期間内に、2018年の1年間分の会計結果を税務署へ確定申告しましょう。
1日でも遅れたら期限後申告と見なされ、無申告加算税がかかり、青色申告特別控除が減額され最悪、青色申告の承認が取り消されてしまう可能性があります。
アフィリエイト収入で確定申告が必要な人は?
アフィリエイト収入で確定申告が必要な人は、ケース別に判断する必要があります。
A8.netでも図解付きで説明されています。
副業の所得が年間20万円を超える人
副業の所得が年間20万円を超える場合、確定申告が必要です。
また、アルバイトなどの副業で給与を2社以上からもらっている人も、年末調整で税金が合わない場合があるため、確定申告が必要になります。
専業はケース別に判断する必要がある
フリーランスはアフィリエイト等の年間所得が38万円を超える場合、確定申告が必要になります。
また、以下の計算をしたときに残額がある場合、確定申告が必要になります。
- 1.「所得合計額」-「所得控除額」=課税される所得金額
- 2.「課税される所得金額」×「所得税の税率」=所得税額
- 3.「所得税額」-「配当控除額」
以上の計算をして、残額が残っていれば、確定申告が必要です。
アフィリエイト収入での必要な税金は?
アフィリエイト収入での必要な税金は、所得によって税金が異なります。
副業の場合、給与所得と合算しての税率となるため注意してください。
所得税の税率は、分離課税に対するものなどを除くと、5%から45%の7段階に区分されています。
例えば「課税される所得金額」が700万円の場合は税率は23%となり、求める税額は次のようになります。
7,000,000円×0.23-636,000円=974,000円
2037年までの各年分の確定申告においては、所得税と復興特別所得税(原則としてその年分の基準所得税額の2.1%)を併せて申告・納付することとなります。
アフィリエイト収入の確定申告に必要なもの
アフィリエイト収入の確定申告時に以下のものが必要になります。
- ・給与所得の源泉徴収票(原本)
- ・本人確認書類(提示、または写しの添付)
- ・マイナンバー(または住民基本台帳カード)
- ・レシート、領収書
- ・アフィリエイト収入の明細
源泉徴収票は一般的には毎年12月にもらうことができますが、会社によって時期が違う場合もあるため、詳しい時期は会社に確認するようにしましょう。
アフィリエイト収入の確定申告のやり方
アフィリエイト収入の確定申告のやり方ですが、主に以下の4通りの方法で確定申告書を作成することができます。
ギリギリになって自分で作成している時間がない人は、税理士紹介エージェントで無料紹介してもらい、代わりに作成してもらいましょう。
- ・税務署で確定申告書をもらって手書き
- ・確定申告書等作成コーナーで入力
- ・クラウド会計ソフトfreeeで入力(無料)
- ・税理士紹介エージェントで無料紹介してもらう
確定申告書等作成コーナーで入力して、提出するのが一番コスパが良いので、やり方を紹介していきます。
e-Taxを選ぶと添付書類の提出を省略できますがICカードリーダライタが必要になります。
白色申告書の入力(作成)
白色申告書を入力、作成します。
これから始める場合、「申告書・決済書 収支内訳書等作成開始」をクリックします。
途中で保存したデータを読み込んで再開する場合、「作成再開」をクリックしてください。
- 1.「書面提出」をクリック
- 2.所得税の確定申告書作成コーナー「所得税コーナーへ」をクリック
- 3.左記以外の所得のある方(全ての所得対応)「作成開始」をクリック
- 4.「確定申告書等を印刷して税務署に提出する。」にチェックを入れる
申告の種類「税務署から青色申告の承認を受けている場合はチェックをしてください。」にはチェックは入れず、進めてください。
- 5.「入力終了(次へ)」をクリック
アフィリエイト報酬など(雑所得・その他)を入力
アフィリエイト報酬など、雑所得の入力を行います。
- 1.雑所得・その他「入力する」をクリック
- 2.上記以外(報酬等)「入力する」をクリック
- 2-1.種目は「広告収入」と入力
- 2-2.報酬などの支払者の氏名・名称はそれぞれの「社名」を入力(下記参照)
- 2-3.所得の生ずる場所は「住所」を入力(下記参照)
サービス名 | 社名 | 住所 | ソース |
Googleアドセンス | グーグル合同会社 | 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー | 詳細 |
Amazonアソシエイト | アマゾンジャパン 合同会社 | 東京都目黒区下目黒1-8-1 | 詳細 |
A8.net![]() | 株式会社 ファンコミュニケーションズ | 東京都渋谷区渋谷1-1-8 | 詳細 |
nend![]() | 同上 | 同上 | 詳細 |
afb | 株式会社フォーイット | 東京都渋谷区円山町3番6号 | 詳細 |
JANet | 株式会社 アドウェイズ | 東京都新宿区西新宿八丁目17番1号 | 詳細 |
TCS Affiliate | 株式会社 東京コンシューマーシステム | 東京都中央区八重洲二丁目4番13号 | 詳細 |
アクセストレード | 株式会社 インタースペース | 東京都新宿区西新宿2-4-1 | 詳細 |
バリューコマース | バリューコマース 株式会社 | 東京都港区南青山 2-26-1 | 詳細 |
もしもアフィリエイト | 株式会社もしも | 東京都新宿区西新宿3-5-1 | 詳細 |
レントラックス | 株式会社 レントラックス | 東京都江戸川区西葛西5-2-3 | 詳細 |
楽天アフィリエイト | 楽天株式会社 | 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 | 詳細 |
住所についてですが、都道府県、マンション名等は省略して入力して大丈夫です(全角28字以内)。
- 3.「収入金額」を入力
- 4.「必要経費」を入力
必要経費は「振込手数料」や「パソコン」なども含まれます。
交通費など領収書がない場合、行き先や目的、金額等をあらかじめメモしておきましょう。
振込手数料以外の経費の合計額を計算済の場合、一番上の必要経費欄に合計額を入力しましょう。
給与所得の入力
総合課税のために、給与所得の入力を行います。
源泉徴収票の原本が必要になるため、会社からもらう必要があります。
源泉徴収票を見ながら「支払金額」「源泉徴収税額」などを入力していきます。
入力し終わったら、「入力終了(次へ)」をクリック
所得控除の入力
- 1.生命保険料控除、社会保険料控除など該当するものがあれば入力
- 2.「入力終了(次へ)」をクリック
税額控除・その他の項目の入力
税額控除、その他の項目を入力します。
該当する方は、予定納税額の入力を忘れないよう注意してください。
予定納税額の合計額は、税務署から「予定納税額の通知書」を送付されている場合に入力する項目です。
ただし、予定納税額の減額申請書を提出して承認を受けた方は、その減額後の予定納税額の合計金額を入力してください。
予定納税額は、税務署から送付される「所得税及び復興特別所得税の確定申告書」または「確定申告のお知らせ」に印字されています。
前年にe-TaXを利用している方は、メッセージボックスの「申告のお知らせ」に表示しています。
計算結果確認
これまでに入力した内容から申告書様式で計算結果が表示されます。
確認が終わったら、「次へ」をクリックしましょう。
住民税等入力
住民税等を入力します。
会社に副業を行っていることがバレたくない場合
- 1.「住民税・事業税に関する事項」をクリック
- 2.「自分で納付」にチェックを入れる
「自分で納付」にチェックを入れると、給与から天引きではなく、自分で納付する必要があります。
自分で納付するため、会社にはバレにくいようですが、バレる可能性もあるようです。
住所・氏名等入力
住所、氏名等を入力しましょう。
マイナンバーの入力
画面に表示された方のマイナンバーを入力しましょう。
法律により申告書等にはマイナンバーの記載が義務付けされています。
確定申告書一式を表示、印刷
後は、画面に従って帳簿表示、印刷を行います。
お疲れ様でした。
アフィリエイト収入金額は確定金額で計算する
アフィリエイト収入は、金額が確定しても入金日はそれぞれ違ってきますが、確定した時点で計算、申告する必要があります。
2019年の確定申告であれば、2018年12月31日までの確定金額をもとに確定申告を行いましょう。
入金されてないからといって、その収入を計算し忘れないよう注意してください。
アフィリエイト収入の確定申告のやり方まとめ
アフィリエイト収入の確定申告のやり方ですが、以下の4通りの方法があると紹介しました。
- ・税務署で確定申告書をもらって手書き
- ・確定申告書等作成コーナーで入力
- ・クラウド会計ソフトfreeeで入力(無料)
- ・税理士紹介エージェントで無料紹介してもらう
今回、一番コスパが良い確定申告書等作成コーナーで入力する方法を解説しましたが、入力の手間がかかります。
入力が面倒で、時間もない人は税理士紹介エージェントで無料紹介してもらうことも検討してみてください。
税理士紹介エージェントは紹介だけなら無料、最短即日から紹介してもらえます。
自分で期限を決めて確定申告ができれば良いですが、期限ギリギリになると申告漏れが起こることもあります。
また、65万円の青色申告特別控除の準備をしていて、期限を過ぎてしまうと青色申告特別控除が10万円に減額されますし、連続で期限を過ぎて申告すると青色申告の承認が取り消されてしまう可能性もあります。
申告が遅れただけで55万円も損するのはもったいないですよね。
税理士費用は経費にすることもできるので「ラクで正確な税理士に依頼する」か「時間をかけて自分で確定申告書を作成する」かを比較、検討してみてください。